産後危機問題=産後クライシスの意味とは?残念な夫にみるその原因

2015年1月14日より放送のドラマ『残念な夫。』。

玉木宏さんと倉科カナさんが、産後危機問題に直面する夫婦役をコミカルに演じます。

 

このドラマのテーマである「産後(離婚)危機問題」。

言わんとするところは分かりますが、聞きなれない言葉です。

 

産後危機問題とは?

ドラマ『残念な夫。』では、「産後危機問題」という言葉を使用していますが、

一般的には「産後クライシス」という言葉で認知されてます。

※クライシスは危機という意味

 

この言葉を提唱したのが、何かと話題を呼ぶNHK朝の情報番組『あさイチ』。

2012年9月の放送後反響を呼び、2013年には書籍も出るなど、「産後クライシス」という言葉は広く認知されるようになりました。

 

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産後クライシスの意味とは?

産後クライシス=産後危機とはどのような意味なのでしょうか。

どんな夫婦であれ、子供の出産をきっかけに夫婦関係に何らかの問題が生じることはあるはずです。

 

今まで恋人同士だった2人に子供が生まれ、それぞれ母親となり父親となり、子供を育てていかなくてはならない。

そこに変化がないはずはありません。

 

そこでお互いを思いやり理解し協力しあって乗り越える夫婦もあれば、我慢してやり過ごす夫婦もあれば、

夫婦仲が悪化し離婚にまで至る夫婦もあります。

 

そのような問題を、日本では「産後クライシス」の提唱まで、

「育児ノイローゼ」「産後うつ」「マタニティーブルー」「産後ブルー」という表現で捉え、

主に妻(母親)の問題とする風潮がありました。

 

その風潮を、夫婦の問題、夫の問題、社会的な問題として捉え直す意味合いを持たせたのが「産後クライシス」です。

 

母親視点のノイローゼ・うつ・ブルーというのは、産後のホルモンバランスの乱れや疲労による“(精神的でもあるが)肉体的問題”であり、

周囲の理解・協力や時間の流れにより、いつの間にか解決していることもあります。

 

しかし「産後クライシス」は、妻・夫・その周囲-環境や時代、価値観-までもが絡む複雑な問題と捉えられています。

 

例えば最近の例で言えば「イクメン」の存在。

・俺はイクメンだと思っている夫
・全然育児してくれてないのにイクメンとか言っちゃってる夫うぜー!な妻

・あのママ友の旦那さんはイクメンだ!羨ましい!それに比べて自分の夫は全然ダメ……と憧れとギャップを抱く妻

 

他にもインターネットやSNSの普及により、幸せな部分だけが切り取られた他人の姿が目につくようになったことなど、

単に母親の問題とするような言葉ではなく、妻・夫・夫婦-それを取り巻く社会背景など、

大きな捉え方を持った言葉として提唱されたことが、「産後クライシス」が反響を呼んだ理由でしょう。

 

『残念な夫。』にみる産後クライシスの原因

産後の妻というのは、

・初めての育児
・育児と家事の両立
・自分の時間がない

という状況で、睡眠不足や疲労といった肉体的負担から、不安やストレスといった精神的負担で心身ともに余裕のない状態です。

 

産後クライシスの根本的原因は、ここにあるとも言えます。

これは産後の母親であれば避けられない状態であり、母親が悪いということではありません。

そして一番の原因はホルモンです。

子供が生まれると母親は、子供を守らなくてはならない、周りは敵だ!例えそれが夫であっても……という状態になるホルモンが作用するのです。

 

だから産後に夫婦関係に問題が生じるのは当然であり、それは妻・夫どちらのせいでもありません。

しかしそれを「危機」にまで発展させてしまうのは、根本的原因にプラスされた要因です。

 

ドラマ『残念な夫。』では、産後危機問題を引き起こすプラス要因を「残念な夫」による問題とテーマにしてきました。

 

出産をきっかけとした夫婦仲の悪化の理由の1つが、

・産後のデリケートな妻に配慮のない発言や行動をし、ストレスを増やしてしまう“残念な”夫

の存在。

 

出産や妊娠前と同様に妻に接すると、余裕のない妻はその言動に傷つき、苛立ち、夫に失望してしまう。

夫は妻の変化に気づかず、なぜ苛立っているのか、今までと反応が違うのか分からない。

 

産後に夫に失望するというのは、子の父親として、夫として、そして男として失望されるまでに至り、

今まで築いてきた信頼関係、尊敬、愛情というものがなくなってしまうのです。

(もちろん夫が妻を女として見れなくなった、など逆もあり。)

 

ひいては離婚まで発展してしまう、それが「産後クライシス」「産後離婚問題」です。

 

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ドラマ『残念な夫。』の場合

・仕事が出来て他人に親切
・妻からも尊敬され、夫婦仲も円満だった

夫・榛野陽一(玉木宏)ですが、出産を機に家庭での地位が急降下。

 

妻・知里(倉科カナ)は、仕事も出来て他人に親切な夫だと分かっているからこそ、ちゃんと育児を手伝って欲しいと苛立ちを募らせています。

夫としても妻としてもお互いの産前と産後のギャップが問題になってしまうんですね。

 

(妻)自分では子育て十分やってるつもりらしいけど
(夫)家事も育児も手伝ってる

(妻)え

 

番組予告での陽一と知里の認識の相違が面白く、また視聴者としても「あるある」と頷いてしまうのでは?

 

妻の言い分

・おむつもまともに替えない
・子供に嫉妬する
・あやしてる“つもり”だけど余計泣かす
・寝かしつけなのに子供より先に寝る

┐(´∀`)┌どっちの寝かしつけだっつーの!

 

夫の言い分(妻の哀の手)

・なるべく家族を優先してる

(なるべく?)

・イクメンっていうんですかね~

(( ゚Д゚)ハァ?)

・父親としては80点くらいかと!

(┐(´д`)┌)

 

そもそも「手伝う」というのが妻からすれば、「2人の子供なんだから手伝うはないでしょーが!!」という苛立ちポイントですよね。

夫:(大変そうだ。)手伝おうか?
妻:は?
夫:(いつも手伝ってくれないって怒るくせに、手伝おうかって言っても怒るんだけど何で?)

……あるあるだと思います。

 

ドラマは『残念な夫。』というタイトルではありますが、妻の姿もヒステリック状態が続く「モンスター妻」と表現しているなど、

産後危機問題を「残念な夫」だけによるものではなく、夫婦の問題としてリアルに描いていくことが分かります。

 

産後問題はどんな夫婦にもあるものです。

子供という存在が出来たとき、良くも悪くも何の変化もない夫婦というのはありえないでしょう。

それが危機まで至るかはそれぞれですが、産後危機を乗り越えれば、恋人・夫婦が子供とともに「家族」になるための過程として消化されるはずです。

 

無理に防ぐことはなく、むしろそれが「家族」にしてくれる。

東京都の子育て支援ともタイアップする『残念な夫。』は、その過程をコミカルながらもリアルに描いてくれるのではと期待します。

ぜひ夫婦で観てみてはいかがでしょう。

理解と対話のきっかけになれば良いですね。

夫婦

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姪っ子の叔母

姪っ子の叔母

による記事。★20歳。姉(27歳)と子供や親に関する記事を書いてます。他の記事も見てね。